白ロムやSIMフリーは、携帯料金や契約形態にも大きく関わってきます。せっかく端末を購入したものの、SIMフリーでなかったばかりに契約形態が制限されてしまうかもしれません。
この記事では、白ロムとSIMフリーの違い、それぞれスマートフォンの購入場所や注意点について解説します。
「スマートフォンを購入したいが悩んでいる」や「格安SIMが使えるスマートフォンが欲しい」といった方の参考になれば幸いです。
白ロムとSIMフリーや赤ロムとの違いは?

ロム(ROM)は、Read Only Memoryの略で、読み出し専用メモリのことを指します。スマートフォンやパソコン内部にデータを保存するために必要な機器です。
一時的にデータを保存するメモリはRandom Access Memoryを略して、ラム(RAM)と呼ぶのに対して、ロムはスマートフォンやパソコンの電源を切った後もデータを保存し続けることが可能です。
そのため、ラムは揮発性メモリ、ロムは不揮発性メモリとも呼ばれます。
スマートフォンのロムには、電話番号が記録されており、その情報をもとにキャリア契約を認識し電話やメールが可能となるのです。
契約の状態や記録された情報の違いによって、白ロムや黒ロム、赤ロムなどの呼ばれ方があります。
SIMはSubscriber Identity Moduleの略で、契約者情報が記録された小型のICカードです。
携帯電話やスマートフォンにSIMを挿入することで、電話番号などの契約者情報を端末と紐付けることができます。
スマートフォンを中古や新品で購入する際は、白ロムやSIMフリーなどの単語がよく出てきます。あらかじめ単語を理解しておくとよいでしょう。
また、中古品を購入する際、特に注意すべき赤ロムについても解説します。
白ロム

電話番号や契約者の情報が記録されていないロムのことを白ロムと呼びます。一方で、電話番号を記録したロムが黒ロムです。
契約変更をした際や、機種変更をした際に、電話番号や契約者情報が削除されるとロムには情報が残されていません。そのような状態になったロムを白ロムと呼びます。
現在はSIMカードに電話番号や契約者の情報を記録するため、契約中のSIMカードは黒ロム、未契約のSIMカードは白ロムと呼ばれます。
契約されているものの、スマートフォンに挿入されておらず未使用のSIMが灰SIMと呼ばれることもあるでしょう。
また、SIMカードが抜かれた状態のスマートフォンのことを白ロムと呼ぶこともあります。
SIMフリー
SIMフリーとは、どのキャリアのSIMでも使用可能なスマートフォン端末のことです。従来の携帯端末やスマートフォンは端末本体とSIMがセットで販売されることが一般的でした。
キャリア側では、別のキャリアのSIMカードが使えないようにSIMロックがかけられていました。そのため、解約をする際には、SIMロックの解除が必要となります。
しかし、法改正によって通信料金プランやキャリアの選択肢が広がり、対応機種であればどの通信事業者のSIMでも使用が可能なSIMフリーの端末が主流となりました。
異なる通信事業者に切り替える際も、SIMを差し替えるだけで済むようになり、オンライン対応が可能な通信事業者であれば店舗での手続きなども不要です。
赤ロム
赤ロムとは、契約期間が終了しないまま売却された端末のことです。端末代金や通信料などが未払いになっている恐れがあるほか、契約上の不正が行われている可能性があります。
中古市場でスマートフォンを購入する際に、赤ロムだと気付かずに購入してしまうと、端末が使用停止になっている可能性もあるでしょう。
その場合、SIMを入れ替えたとしても端末自体が使えなくなってしまっている場合もあるため、中古市場での購入には細心の注意を払う必要があります。
赤ロムの購入を避けるためには、スマートフォン本体とSIMカードが一体化した商品を選ぶとよいでしょう。また、信頼できる販売元から購入することも重要です。
製造番号を確認することでも赤ロムの購入を避けることができます。スマートフォンには端末識別番号(IMEI)と呼ばれる端末固有の番号が割り振られています。
IMEIは、スマートフォンの設定画面から確認することが可能です。もしくは、本体や外箱に記載されている場合もあるでしょう。
白ロムとSIMフリーの主な購入場所

白ロムとSIMフリーの主な購入場所は、以下の3箇所です。
- 家電量販店
- 中古スマートフォンの専門店
- 格安SIM販売
- ネットフリマ
「白ロムやSIMフリーなスマートフォンを購入したい」や「どこで購入したらよいの?」といったお悩みを抱えた方の参考になれば幸いです。
家電量販店
SIMフリーのスマートフォンを購入するのであれば、家電量販店で探すとよいでしょう。
移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドラインの法改正によって、SIMフリーが主流となっているため、家電量販店でもSIMフリーの端末が扱われています。
また、家電量販店は現行の機種を幅広く取り扱っています。「どのような機種を購入したらよいかわからない」という方は、家電量販店に常駐しているメーカーの担当者に話を聞くとよいでしょう。
新品にこだわりのある方や、機能やデザインを考慮してスマートフォンの機種を選びたい方は家電量販店で探すことをおすすめします。
中古スマートフォンの専門店

新品にこだわりがなく、とにかく白ロムやSIMフリーにこだわってスマートフォンを購入したい方には、中古スマートフォンの専門店がおすすめです。
新しい機種は取り扱いが少ないものの、新旧問わずたくさんの選択肢のなかから機種を選べることもメリットの1つになります。
しかし、中古スマートフォンの専門店から購入する場合は赤ロムなど問題を抱えたスマートフォンを購入してしまわないよう、信頼できる販売元かどうか確認しておくことが重要です。
格安SIM販売
店舗を所持している格安SIMの販売事業者であれば、SIMフリーのスマートフォンを販売している可能性があります。
UQモバイルや楽天モバイルなどは、格安SIMの販売事業者でありながら店舗展開もしています。
「端末について質問できる方がよい」という方は、相談サービスは一部有料となる場合があるものの、格安SIMの販売事業者の店舗で購入するのがおすすめです。
格安SIMへの乗り換えを検討している場合は、乗り換えが容易で回線の縛りが少ないSIMフリーのスマートフォンも同時に検討するとよいでしょう。
ネットフリマ

中古スマートフォンの専門店と同様に、ネットフリマでも白ロムやSIMフリーのスマートフォンを購入できます。
ネットフリマは、出品者も気軽に出品できるため、場合によっては新しい機種が出品されていることもあります。
一方で、クリーニングの有無や傷の状態、これまでの取り扱い方などがわからない点はデメリットといえるでしょう。
赤ロムや不良品などを購入してしまうリスクも中古スマートフォンの専門店よりも高く、慎重に購入を検討する必要があります。
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白ロムやSIMフリーを買う前の注意点

白ロムやSIMフリーのスマートフォンを購入する際には、以下3点の注意事項があります。
- 周波数帯とVoLTE対応かの確認
- 本体の保証とバッテリー状態を見る
- SIMは自分の使いたい種類にする
事前の確認をしていないと「せっかくスマートフォンを購入したのに使えない」といった事態にもなりうるでしょう。
周波数帯とVoLTE対応かの確認
周波数帯はバンドとも呼ばれ、通信回線によって使用バンドが異なります。そのため、所持しているスマートフォンと使用可能なバンドが一致していないと、通信回線が利用できません。
また、VoLTE非対応な端末の場合、4G回線を使用した通話ができないため中古のスマートフォンを購入する場合は必須条件といえます。
本体の保証とバッテリー状態を見る

中古のスマートフォンを購入する場合は、本体の保証とバッテリー状態をよく確認しておくとよいでしょう。
購入後すぐに売却された場合や未開封のまま中古市場に出た商品の場合は、本体の保証が残っている場合もあります。
しかし、中古品の場合は本体の保証が切れているものとして考えておくとよいでしょう。
また、中古のスマートフォンを購入する際に注意したいのが、バッテリー状態です。バッテリーが劣化していると、見た目上はきれいに見えても長く使用できない可能性もあります。
バッテリー状態を確認するためには、本体の設定画面からバッテリーの容量を確認するとよいでしょう。
容量が少ないほどバッテリーが劣化していることを指しており、80%を切っている場合は劣化が進んでいるといえます。
SIMは自分の使いたい種類にする

SIMにもいくつか種類があり、種類が異なるとスマートフォンに挿入できないなどの問題が発生します。SIMは大きく分けて以下の3種類です。
- 標準SIM
- microSIM
- nanoSIM
現在、一般的なSIMはnanoSIMですが、中古品のスマートフォンを購入した場合はnanoSIMが挿入できない場合もあります。
どこでSIMを購入するのか、どの種類のSIMを購入するのかによって、使用できるスマートフォンも変わってくるため注意が必要でしょう。
白ロムを使うメリットとデメリット

白ロムを使うメリットとデメリットを解説します。
メリット
白ロムは基本的に中古のスマートフォンとなるため、端末費用を安く抑えることができる点は大きなメリットといえるでしょう。また、端末の選択肢も新品で購入するよりも格段に広くなります。
デメリット
端末のバッテリー劣化や、契約する通信事業者の周波数帯が使えるかといった細々とした確認が必要な点はデメリットといえるでしょう。
スマートフォンや通信に詳しくない方のなかには「結局どれを購入すればよいのかわからない」や「購入したものの使用できなかった」という事態に陥る可能性もあります。
実店舗を持つ中古スマートフォンの専門店の場合は、対応機種や希望条件に沿ったものを提示してくれるでしょう。
SIMフリーを使うメリットとデメリット

SIMフリーを使うメリットとデメリットを解説します。
メリット
SIMフリーのスマートフォンは、サービスに対応している通信事業者であれば、どの通信事業者とも契約が可能です。
契約の乗り換えも容易なため、費用や特典を考慮に入れて自由に選択することができる点は大きなメリットといえるでしょう。
デメリット
一部の通信回線は、SIMフリーに対応していないためつながりにくい可能性があります。また、一部の機種もSIMフリーに対応していないなど制限があります。
また、家電量販店やメーカーからスマートフォン端末を直接購入した場合は、店舗でのサポートが受けられない場合があるでしょう。
操作に自信のない方は有料のサポートに入ることも検討することをおすすめします。
白ロムとSIMフリーを使うのにおすすめの方

端末費用を抑えたい方や、格安SIMの利用を検討している方には、白ロムやSIMフリーがおすすめです。
とにかく安価にスマートフォンを使用したい方は白ロム、価格よりも安心感やサポートの有無を重視したい方はSIMフリーを選択するとよいでしょう。
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白ロムとSIMフリーの違いを知って自分に合ったものを選択しよう

通信料金や端末代は毎月の支出にも大きく関わってきます。そのため「とにかく安く抑えたい」という方には、白ロムやSIMフリーといった選択肢もあります。
赤ロムなど注意事項もあるものの、ポイントを押さえられればコストを抑えてスマートフォンを所持することも可能です。
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